DAIWA STYLE
冬暖かく 夏涼しい家
日本の夏は梅雨、熱帯夜、高い湿度と強烈な太陽、それに台風。冬は乾燥しシベリアからの強い寒風にさらされます。
大和工務店では、この東海地方、北緯35度直辺の気候にもっとも適した高能率の外断熱型気密断熱住宅を提案しています。
3 省エネでお財布にも地球にも優しい住まい
- 大和工務店がつくる「冬暖かく・夏涼しい家」は少ないエネルギーで効率的に冷暖房を行うことができる、ランニングコストに優れ環境にも優しい住まいです。省エネ法により定められている住宅の性能性能は年々上がっていますが、大和工務店では標準仕様で断熱性能等級最高の等級4をクリアしています。表は現在の大和工務店の家と20年前に建てられた一般的な住まいの灯油使用量の差です。室内を20℃前後に保った場合、一冬で763Lもお得になります。
Q値[W/m²K] | 年間暖房負荷[kWh] | 灯油消費量 [リットル] |
冷房必須期間負荷[kWh] | |
---|---|---|---|---|
新エネルギー基準 (平成4年設定) |
4.2 | 12045 | 1377 | 3526 |
次世代省エネ基準 (平成11年設定) |
2.7 | 6868 | 785 | 2966 |
大和工務店保証値 | 2.2 | 5369 | 614 | 2699 |
関市の家(大和標準仕様) (平成27年施工) |
1.72 | 3986 | 456 | 2445 |
Point 1 パッシブデザインと最新テクノロジーのベストミックス
大和工務店では、夏冬の日射や通風等を上手く利用した「自然に対して素直な家造り」で快適かつ省エネな住まいづくりをしています。しかしパッシブデザインだけでは"晴れの日も雨の日も常に快適"とはなりえません。そこで工務店では、高い断熱性能と、それを補完する高効率なヒートポンプ設備(→二重床エアコンシステム)を利用した快適なシステムをもつ新しい住まいを提案しています。
コラム:いろいろな断熱工法
・内断熱柱間に断熱材を施工し、その内側に防湿層を設け、室内からの湿気の流入を防ぎます。壁の中には電 気配線や排水管などがあり、しっかり断熱材を充填しつつ、気密シートを隙間なく貼っていくには比較的高い技術が要求されます。ただし、ウレタン吹付けのような吹き込み断熱材は地域にもよりますが防湿シートを必要とせず施工することもできます。コストが低いのが特徴です。
・外断熱
外張り断熱工法は断熱材・面材自体が防湿層となり、室内側に気密シートを必要としません。配線などのない構造体の外側に断熱材を貼ることができるため、気密層の連続性が容易で気密が取りやすい工法です。また、躯体(蓄熱体)の外に断熱層があるため、就寝時に暖房を落としても、内断熱のように急激に冷え込むことはなく、朝までほのかな暖かさが持続します。
長所 | 短所 | |
---|---|---|
外張り断熱工法 | ・断熱欠損がなく、住まいを断熱材で包むことが可能 ・気密が取りやすく、壁内結露の心配が少ない |
・断熱材や施工の費用が高い ・断熱自体が燃焼しやすいものがあり、火災の際に注意が必要。 |
充填断熱工法 | ・比較的お手頃な断熱材が多い ・セルロースファイバーや木質断熱材など自然素材の断熱材がある。 |
・断熱欠損がある。 ・気密施工に高い技術をようする。 ・気密施工が甘いと、壁内結露のおそれがある。 |
・内外ダブル断熱
より高い断熱性を求めるならば、内外ダブル断熱がオススメです。内側に内断熱120mm、外側に外断熱60mmを施工すれば合計180mmもの分厚い断熱材で建物を包み込むことが可能です。この地域(中部地方の平野部)における通常の大きさの住まいならば、ダブル断熱とすることで、容量の小さなエアコン一 台で住まいの冷暖房をすべて賄うことも可能です。
当社社員の家の床下温度測定結果
コラム:窓を変えて省エネ効果アップ ~こんなにも違う樹脂窓とアルミ窓~
一般的な性能の住宅において、開口初から逃げるエネルギーは、家全体から失われるエネルギーの実に3割から4割に達します。窓の性能が低い住宅において、いくら部屋を温めたり涼しくしたりしても、それでは穴の開いたバケツに水を貯めようとすることと同じです。さらに、表面温度差によってできる「結露」も大問題。結露は住まいの寿命を縮める大敵です!上のグラフは同じ住まいにおいて、窓をアルミサッシから樹脂サッシに切り替えた場合のエネルギー収支をシミュレートしたものです。サッシを変えるだけでこんなに大きな省エネ効果を得られます。
コラム:開閉型換気口の効果とは ~こんなにも違う床下温度~
以外に思われるかもしれませんが、床下は常に換気を必要とする部位ではありません。夏は温度が高いため湿気がこもりやすく換気が必要ですが、冬期は絶対湿度が低いので換気を行う必要はありません。この異なる環境に対応すべく開発されたのが「開閉型換気口」です。特に換気口の設置による冬場の底冷えを防ぐ効果は大きく、床暖房とまでにはなりませんが、「床冷房」となっている日本の住まいの大きな欠点を改良でき、室内からの熱の損失を抑える効果があります。当社職員の家の床下温度測定結果
・いろいろな床下の断熱方法 床の断熱には床下断熱工法の他に基礎内断熱工法や基礎外断熱工法などがあります。基礎断熱は温熱環境的に非常に優れた工法ですが、万一シロアリが発生した場合、蟻道の発見が遅れる原因となるため無闇にはお勧めしていません。ただし、床下暖房機器のご要望がある場合は、しっかりとした安全配慮のもと基礎断熱を施工させていただいています。
Kさんが住まいづくりでこだわったことは「冬暖かく、夏涼しい」こと。以前住んでいたアパートでは結露に悩まされ、アトピーも出るようになってしまったようです。
「外断熱通気工法という大和さんの仕様がやっぱり良かったのでしょうね。以前はカーテンにカビが生えて何度も取り替えたのですが、まるで遠い昔の話です。結露は一切ありませんし、アトピーで病院に行くことも一切なくなりました」とご主人。奥様も「冬の朝もほんのり温かみが残っている感じで、朝起きるのがつらいということもありません。」と快適な暮らしに満足げな様子でした。