DAIWA STYLE
大和工務店のプランと特徴
大和工務店では、敷地を含めた全てが"家"であると考え「敷地を利用し尽くす」プランを提案しています。これは「利用しない土地は不要」とも言い換えることができます。利用されない場所は手入れも大変、税金も高くなり不合理です。
「敷地を利用し尽くす」には、敷地の置かれた状況を的確に把握する、つまり「現場調査」が大切で、正確な現状把握なくして良い設計はできません。
コンパクトな家のメリット
・断熱気密の重要性
不必要な間仕切りを取り除いていくと、家全体がひとつの大きな空間に近づいていきます。室内が大きな空間になるほど、冷暖房する空気が大きくなり多くのエネルギーが必要となります。「間仕切りを取って寒い家になった」では困りもの。そんな空間を効率よく冷暖房するには、住まいがしっかりと断熱・気密されていなければいけません。逆に言えば、断熱・気密がしっかりすることで、大きな空間を作り出すことができるのです。
・小さな家は豊かな家
道を歩いていると敷地いっぱいに建てられた住まいと出会うことがあります。そんな住まいは庭もほとんどなく、地面は全てコンクリートに覆われています。風もなければ緑もない、四季の移ろいも感じられないような家が本当に豊かな家と言えるでしょうか。
家をコンパクトにつくれば敷地に余裕が生まれます。そこにテラスやヴェランダをつくり、緑を植えれば室内と連動した心地良い「中間域」を作り出すことができます。
Plan 4 外空間を活かした楽しい住まい
- 日本の夏は熱帯のように暑く、冬は氷点下まで気温が下がる厳しい気候です。しかし、春と秋は爽やかで暖かく人工的な暖房も冷房も必要としない、とても気持ちのよい良い季節です。また、暑い夏でも早朝であれば丁度良い涼さで快適に過ごすことができます。そんなときは、窓を閉め切って室内に篭って過ごすのはもったいない!気持ちのよいテラスや中庭でお茶を飲んだり、みんなで集まって食事をしたりすれば、こんなに楽しいことはありません。
Plan 5 構造あらわしの住まい
- いつも住んでいる家の構造体・柱や梁を見たことはありますか?家を支えている構造体が目で見えることは重要な事です。従来の在来やプレハブの構造を"隠す工法"は、小屋裏に入るにも一苦労、そのの利用もままなりませんし、構造体が見えないと、家の劣化被害を発見できません。老朽化した屋根材からの雨漏りで、知らず知らずのうちに屋根裏が劣化していた、なんてことも従来の工法ではよくある事です。そこで、大和工務店では出来る限り梁などの構造体を表し、それらをインテリアの一部とする構造表しの住まい造りに取り組んでいます。この工法は無垢材の使用量が大幅に増えますが、住宅の木材による気密断熱のUP、屋根裏やロフトの利用、躯体の管理も容易。そして、なにより木の柔らかさに包まれるような心地よさと、ダイナミックなインテリアを実現できます。
ロフトは小さな秘密の部屋
たっぷりの収納力をもつ小屋裏空間
様々な構造あらまし工法
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斜天井(登り梁工法・厚板縦張り工法)
登り梁や桁・母屋をあらわした工法です。斜天井は通常の水平天井とは異なり、ダイナミックな内観が可能です。また、小屋裏部分にロフトを設けることも可能です。
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水平梁あらわし工法
梁の上に木板を張った水平な天井が特徴的です。斜天井の工法に比べダイナミックさはなくなりますが、斜天井工法よりも温熱環境に優れ小屋裏は物置として有効活用できます。
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半梁あらわし工法
梁間を白い壁で仕上げる工法です。白を基調とした海外の住まいを連想させる、ドレッシーな家が好みな方にお勧めです。
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真壁
真壁は日本伝統の建築に見られる柱を表した壁です。「和」のイメージが強い工法ですが、大和工務店では柱全てを露出させず、隠すことができる柱を"消す"ことにより、スッキリとした「独自モダン・DAIWA真壁」とすることでインテリアを整えています。またDAIWA真壁の場合、木部の着色もよく似合います。
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板倉
通常の「板倉」とは柱の間に木板を落としこんで仕上げますが、大和工務店の「DAIWA板倉」は無垢の長尺板を面材のように柱の外周部に打ち付け壁を作ります。長い無垢板でしっかりと連結された柱は住まいの構造を丈夫にし、厚い木材は劣化しない"永久断熱材"として機能します。ジーンズのように上部で長持ち、どこにでも自分で棚を作ることができ、ログハウスのような木に包まれた心地良い空間を作り出すことができます。DAIWA板倉構法は全ての構造体が室内から見える究極の構造体表しの住まいです。
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大壁
大壁は柱が見えない壁の工法です。構造表しの住まいにはなりませんが、凹凸のない壁はシンプルで美しく非常にモダンな内観となります。また、海外住宅のようなドレッシーなインテリアを好む方にもぴったりです。
Plan 6 シンプルで丈夫な住まい
- ・耐震等級
日本は地震が頻発する地震国です。住まいは大きな震災から家族を守るために丈夫でなくてはなりません。多くの方が建物の強度は耐震等級がすべてと認識されているようですが、耐震等級は一つの目安と考えるべきです。住まいの構造は正方形に近ければ近いほど丈夫な家となります。間取りを必要以上にいじり凹凸が激しいプランにしておいて、数値だけを「耐震等級2」「耐震等級3」と辻褄を合わせてみても本当に丈夫な家とは言えません。家は先ずシンプルに、構造とバランスが重要です。その上で耐震等級を満たす住まいならば、本当の意味での丈夫な家といえるのではないでしょうか。
大和工務店ではシンプルで丈夫な構造を持ち、上棟前の簡易構造計算において全棟耐震等級2以上相当を目指した住まいづくりを行っています。
「耐震」「免震」「制振」
地震対策には「耐震」「免震」「制振」という3つの方法があります。現在の住宅における建築基準の主流は「耐震」です。耐震は壁に構造用合板や耐震パネル・筋交い等を取り付け建物全体で地震力に抵抗する方法です。比較的安価で建物の耐震性を上げることができ、丈夫な家造りに欠かせない方法ですが、予想以上の力が掛かるとパネルや筋交いなどが破断してしまう脆い面も持ち合わせています。
次に「免震」です。免震は基礎と建物間に免震装置を設置することにより、建物に地震の揺れを直接伝えないようにする工法です。免震装置は住宅取り付けるには非常に高価で現実的ではありません。
最後に「制振」についてお伝えします。制振は建物に組み込んだ特殊ゴムや油圧ダンパー等の制振装置により、地震力を"吸収"し建物の被害を抑える方法です。現在、制振装置は様々な種類が発売されており、価格もリーズナブルになってきました。
・施工例
大和工務店では、地震に対して、"より強い住まい"をお求めの方に、オプションで制振装置TRCダンパーの施工を行っています。TRCダンパーは特殊粘弾性ゴムで振動エネルギーを吸収し、木造住宅を守る制振装置です。ダンパーはメンテナンスフリーで劣化も少なく、価格もリーズナブルです。
(写真の説明)1階に計6本のダンパー(写真中央部黒い斜材)を配置。建物はすでに十分な壁量を確保していますが、TRCダンパーを施工することによりX・Y軸方向にそれぞれ40%以上の性能向上が見込まれます。