犬山・GX志向型住宅・K邸上棟

― 160万円獲得型 ―

昨日までの雨が上がり、当社大杉監督の元、大工等9人+レッカーの総勢11人により、朝8時から建前作業を開始しました。事前に土台伏せは終えております。

当社の登り梁工法の場合は建前も熟練を要し、今回もほぼ全員、いつもの手慣れた大工で行っております。当社の場合、建前当日はあっちの現場こっちの現場の大工が集合、協力し監督の指示の元、的確に作業を進めます。その日の目標は夜雨が降ってもいい所までーとなります。そこまで到達できない場合、或いは途中雨の場合はブルーシト養生となります。監督は天気予報と睨めっこしながら建前を段取りすることになります。

この家はさほど大きくない事等で作業は順調に進行、上写真のように三時頃には屋根ルーフィングを終え、これで雨が降っても大丈夫となり一息、という所です。この家は屋根外断熱、上垂木工法の家であり、このあとフェノールボード60厚を屋根に敷き&通気層確保の上、12mm合板を打ちガルバリウム鋼板屋根、そして太陽光発電5.6KW搭載となります。

これは2階を内側から見上げた写真です。当社の杉厚板登り梁工法は建前により天井が仕上がるという特徴があります。厚板なので非常に丈夫で屋根にいくら大勢が乗って作業しても安全な上、梁に面材を直かに打つ工法なので強靭、厚板は半永久断熱材、信頼度抜群の工法です。その上、内観も傾斜し、それにより空気循環がよく変化と美しさを兼ね備え、美と強度、断熱を兼ね備え、更に冬のキツイ放射冷却に対抗する、当社だけの優れた工法と自負しております。5時までに目標までの作業終了、感謝、感謝です。

この家はGX志向型住宅。「超断熱、高効率の家」で160万円の助成金が付きます。GX住宅には非常に厳しい要件があります。犬山は断熱等級の地域区分は6地域、尾張美濃地方と同じです。断熱等級は6、つまりUa値(断熱・平均熱還流率の指標)0.46以下が第一の要件になりますがK邸は0.42で充分クリヤー、第二の要件は一次消費エネルギー消費削減率が35%以上(国が決めた最高削減率は20%)なので要は超エネルギーの要らない家が要件という事です。K邸では高断熱の上に給湯器をリンナイの高機能機種にする事等で、削減率を36%まで下げ、太陽光発電搭載により「エネルギー自給住宅」を実現しました。自給には太陽光発電は4KWほどで足りたのですが5.6KWとしましたので理論上は「自給以上の家」となった訳です。

以上により当社の屋根外断熱、壁ダブル断熱工法が如何に省エネ高断熱工法である事がお分かりになったと思います。GX住宅、且つ美しい家を志向される方は大和工務店にどうぞ。

トルストイ自邸

ひるがのCottage第二回記事中、トルストイの自邸の凍害に言及したところ、読者から「トルストイの家の凍害とは、どんな?」という質問がありましたので急遽、それに応える形での記事へと変更、脱線することにしました、悪しからず。

これは私が2011年正月にロシアに旅行した折、モスクワ・トルストイ別邸前での写真です。「地球の歩き方」に「見学可」という案内があったので行ってみた訳です。外国では容易に個人の家を覗く事はできません。個人の家を見ようとすると、どうしても公開されている有名人の家、という事になる訳です。

トルストイの本宅はモスクワからずっと南の「ヤースナヤ・ポリャーナ」にあってトルストイはそこに眠っていると聞きます。ここは別邸で晩年に「復活」を書いた家だそうです。

これは主屋脇の納屋だと思いますが外壁がうねっており、恐らく凍害で沈んだものと思われます。私が行った時は大体外気温マイナス10℃ぐらいでモスクワは晴、物凄く寒かったのですが積雪は少なく、恐らくロシアでは基礎が浅い建物は凍害の危険が出ると思われます。

これはロシアに非常に多い「ペチカ」です。西洋にはこうした煙道熱利用の「壁暖房」が随分あり、暖炉やストーブもその一種と言えるでしょう。このトルストイの家には立派なペチカがほぼすべての部屋に設置されていました。トルストイは伯爵で大地主、超有名作家でもあり大金持ち(両親は早くになくしている)お金持ちの家にはペチカは必須のアイテムだった筈です。写真、椅子の裏の四角い鋳物蓋から燃料をくべると思われます。なお現在モスクワ等ロシアの大都市では道路にお湯が配管されていて各戸(殆どが集合住宅)は「お湯メーター」により料金を払うシステム。

ロシアの古い立派な建物の窓は大抵2重窓になっています。外は―10℃、窓の間0℃、中は+20℃、そんな所です。

これは私が現場でスケッチした間取り図です。2階右端・中二階の部屋で「復活」を書いたとの事。私の目測では敷地面積は≒4000㎡、主屋はほぼ総2階、計140坪ほど?トルストイ別邸と同じ家を造りたい方は玉井までどうぞ!

これはクレムリン、川はモスクワ川、氷が張っている。川はヨーロッパ最大のボルガ川に合流、カスピ海に至る(クルーズもあるらしい、が今は?)がカスピ海は孤立湖であり、この川の水は最後は蒸発で幕を閉じる。

これは乗り合いミニバス(日本にはない・利用は慣れが要る)実はモスクワで地下鉄に乗りまくり、最後、地下鉄でドモジェドボ空港へ(私は少しキリル文字が読める)「空港駅」で降りたら空港はなんと、そこからまだ10km…「アチャー」タクシーいない、ミニバスをやっと見つけると運転手は×印(ロシア白人は東洋人を軽蔑?)と、乗客が手招き、運転手が渋々乗せてくれ空港へ、ハラハラだったが何とかセーフで“ホッ” 危うく帰りの飛行機に乗り遅れる所、ヤバかった!

誤解されたくないので追記。私はロシア文学、ロシア民謡は好きですが今のプーチンロシアは大嫌い。トルストイに「復活」頂きロシアを変えてほしい。Zerensky is great! Putin must be eliminated.

Y邸ひるがのCottage 建設日記

  第2回 設計条件の違い

↑これはY邸付近にあった別荘です。急勾配屋根ですが雪は滑り落ちていません。またストーブ煙突が屋根出しになっています。その場合はできるだけTOPに設置の要があります。雪が煙突を押す危険、使用中だと火災の恐れも生じ、やはり壁出しの方が安全でしょう。

↑これは北海道で近年流行の無落雪屋根(屋根勾配がほぼ無い)の家の写真、札幌等の市街地だと隣との隙間がなく、そこに雪が溜まってトラブルの元に、それを避ける為、雪は「風で飛んでいく、or春まで屋根に溜め解けるのを待つ」北海道では案外積雪量が少ない(が解けない)事情もあります。私はフィンランド・有名建築家・アルバアールトの自邸を見た事がありますがやはり無落雪屋根でした。

建築構造 の考え方は①自重②積載荷重③風or地震荷重④積雪荷重、の4つに対抗するというものです。4つのうち、ひるがのに特有なのは積雪荷重だけです。岐阜市は一般地で積雪指標40㎝に対し、ひるがのは多雪区域で、約6倍、基礎、及び構造木材が随分大きくなってきます。

雪も雨もできるだけ早く地上に落とし溜めない事が建築では賢いやり方です。多雪地域では複雑な屋根だと、そこに雪が溜まるので単純切り妻が一番無難です。Y別荘では当初8角形を試案しましたが、結果、単純切妻(雪割付き)としました。なお屋根をいくら急勾配にしてみても滑り落とす事は容易ではありません(写真参照)

薪ストーブの煙突も悩む所です。できるだけ雪の影響を受けない為Y別荘では屋根出しではなく壁出しとしました。は迷うところですが、北海道では通常設置しません。雪で押され樋の意味がないからです。今回Y別荘ではナシとしました。

これは私が設計した高原の保養所です。勿論凍結深度と落雪を考慮しております。

↑1999年の正月、私ほか3人、八方尾根登山、極寒、地吹雪、風速40m?立っていられない、谷底へ吹っ飛ばされる恐怖、ピッケルを突き刺し膝を屈して耐風姿勢を取り、風が息をするのを待ってまた行動…霜柱を踏みながら登攀、ジャリジャリとガラスの割れるような嫌な音が、霜柱は恐らく10㎝以上あったでしょう。この霜柱が建物を持ち上げる事があるのです。私はモスクワのトルストイの自邸を見学した事がありますが土台が傾斜していました、恐らく凍害のセイだと思われます。

この八方尾根登山、真上を見ると空は真っ青、つまり晴天でした。が、前後左右は真っ白でホワイトアウト、つまり雪は降っているのではなく強風が積もった雪を吹き上げていたのです。山小屋に帰ると全員鼻の辺りが黒くなっていました、軽い凍傷だと思います。登山は色々な自然現象が体験できて面白いですよ。

凍結対策:「水」というのは建築では常に厄介です。その一つが「凍害」です。土には水が含まれ基礎が浅いと寒冷地では霜柱が基礎を持ち上げる恐れが出ます。ひるがのは寒冷地で凍害の恐れがあり深基礎としております。が、多雪のひるがのでは雪が地面をカバー、断熱材となりますので比較的安全です。

更に凍結による水道管破裂の恐れがひるがのでは激しくなります。別荘では冬、無人になる事も多く「春に行ったら水浸し」という事故はよく聞きます。北海道では夜寝る直前に水道管を空にします。空にすれば凍れない、従って破裂しないからです。水道工事は寒冷地では費用がUPします。

除雪等:郡上市は市道(公道)については除雪しますが私道については除雪しません。Y別荘は当初別の分譲地で計画していたのですが、そこが市道に面しておらず上下水、その他公共サービスに不安大きく、土地を変更、建設地は市道に面し、上下水は郡上市管理となり除雪もしてくれ安心となりました。別荘地を買う場合はよく調査する必要があります。

Y邸ひるがのCottage建設日記   第一回・経緯

完成したY邸Cottage 6月5日午後3時頃 見学可能-当社岡崎へ

今年1月中旬 大雪に埋もれるY邸Cottage 屋根葺き工事終了時

ひるがのCottage居間 38畳以上ある 大黒柱は檜8角形32㎝

Y邸・ひるがの別荘のY様への完成引き渡しを6月5日(木)行いました。この日は快晴、関事務所出発PM1:30、関気温は31℃、現地へは約1時間、ひるがのスマートインター下車、標高1000m、快晴、気温24℃、ほぼ無風、大日岳、白山が良く見え、快適でした。

 国の「省エネ地域区分」で行きますとここ「ひるがの」は3地域(全国は8地域に分離・岐阜市は6地域)平地条件だと青森市同等となり冬は過酷ですが夏は快適となります。

 Y様の本宅は関市(6地域)にあり、昨年の夏の過酷な暑さ等で「ひるがの別荘」を考えられ、関の本宅等3戸を新築させて頂きしました当社に土地探しから設計施工までを相談、依頼頂き、このほど完成・引き渡しとなった経緯です。

 当社は郡上市では八幡、大和、白鳥までは結構な実績があり、多雪には慣れているのですが「ひるがの」は今回初めてです。標高で行きますと岐阜市御手洗の私(玉井)の自宅で15m、会社のある関市山田で35m、八幡で約300m、大和約400m、白鳥約500m高鷲700mひるがの1000mとなります。

 伊吹山(1389m)から能郷白山(1620m)大日岳(1709m)白山(2702m)の「奥美濃逆L山地」は日本有数の多雪地域の一つです。多雪の原因は日本海の対馬暖流と偏西風にあります。もしこれが逆流し北東から南西へと流れる寒流となれば雪は激減し、日本の気候は全く異なるものとなるでしょう。

 今年は「10年に一度、いやこんな大雪初めて」という地元「ひるがの」や荘川の住民もびっくりという大雪に見舞われ、その真只中でこのY邸は「ビクともせず」(大工工事を担当した当社早田3兄弟の感想)建設され、無事5日にY様への引き渡しとなりました。

「ひるがの」に行った方は多いと思いますが、そこで家を建てるとなると全く話は違ってきます。過酷な条件での住宅建設は通常地域での住宅建設に参考になります。(私は真冬の北海道、真冬のロシア、砂漠、高地-最高標高4800mに行って過酷気候を体感しております)

今回この体験が一般地域での住宅の建設にも参考になる…と考え「Y邸ひるがのCottage建設日記」としてシリーズで書いてみる事にしました。是非感想等お寄せ下さい。

                          第一回終了 第二回へ続く

「関市の家」上棟しました!

こんにちは

ついこの間まで半袖でも大丈夫なほど暖かかったのですが、ここ数日は少し肌寒さを感じる日が続いています。季節の変わり目のこの時期は暖差が大きく体調を崩しやすくなるので、お出かけには何か一枚羽織るものを持って出かけるとよいかもしれませんね。


先日ですが「関市の家」の上棟がありました。

当日は晴天に恵まれ、気温もそこそこ&風も少ない絶好の上棟日和となりました。

天候と気温も大切なのですが、はやり風が無いのもありがたいもの。風があると構造材を荷揚げするクレーンが暴れて少し危なかったり、動作をゆっくり行う必要があるので時間が掛かったりと、より慎重な作業が求められます。

そんな丁度良い天候の中、梁上で立ちまわる大工さん達の調子もいいのか非常にスムースに棟上げが進むN様邸。今回は住まいが比較的コンパクトなこともありましたが、定刻の5時までにしっかりと屋根まで完成し上棟を終えることが出来ました。

写真中央に見える赤白は18cm角の立派な桧柱、ここまで太いのは久しぶりです。せっかくなので今回は表面保護も兼ねて材木屋さんに紅白巻きにしてもらいました。数ある柱の中で最も荷重がかかる位置にある大黒柱、彼が住まいをしっかり守ってくれるはずです。

 

N様上棟おめでとうございます。

「犬山の家」の地鎮祭がありました。

こんにちは。

今年もGWが明け、春から夏に移行する初夏の季節となりました。

夏なんてまだまだと思っていましたが、今日の岐阜市の最高気温はなんと31℃を記録。事務所でも早速エアコン冷房が開始されました。ついこの間まで暖房していたはずなのですが・・・、近年はエアコン君の休まる時期がありませんね。

 

先日そのエアコンについての面白い記事が建築雑誌に掲載されていました。内容は「地球温暖化により日本はより高湿化している」というもので、著者は省エネ界隈では知らない人はいない松尾設計室の松尾先生です。

本文では気温の上昇に注目されがちな温暖化の現象を湿度の観点から考察した記事で、現実的に夏の除湿作業を一手に引き受けているエアコンの除湿機能が近年追い付かなくなりつつあるというもの。

確かに弊社でもお客様より、エアコンの結露水の溢れや排水不調等でお問い合わせを頂く機会が幾度かあり、松尾先生の記事を裏付けています。

結露水があふれる原因は主に内部で発生する赤カビによるものですが、カビを抑制するアイテムの使用や、エアコンのちょっとした使い方の工夫次第でそれらはある程度防止できることが分かっています。(“使い方”が気になる方はスタッフまで…)

今年もこれからどんどん熱くなっていきますが、冷房も除湿も暖房もできる多彩なエアコン君を上手に使って、厳しい夏を乗り越えていきましょう!


先日ですが「犬山の家」の地鎮祭がありました。

「犬山の家」はコンパクトな大屋根の住まい。階段途中のヌックや天井壁床共に無垢板張りのLDK等、心地よさにこだわった住まいとなりました。

写真は「鎮め物」をお預かりする様子。土地と工事の安全を祈願し基礎の下に埋めさせていただきます。

今回の犬山の家でも「GX志向型住宅」の160万円の補助金獲得に向け書類を準備中。“断熱性”は標準仕様のままでクリアできたので、お施主様には“設備のグレードアップ”の方を少し頑張って頂きました。

6月下旬の上棟に向けて工事が進んでいます!

「瀬戸の家」の地鎮祭がありました。

こんにちは。

明日から本格的なGWに入りますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

GWはいろいろな所にお出かけして気分をリフレッシュ!という方も多いかと思いますが、最近はお出かけしないで「おうちでゆったり過ごす」がトレンドだとか。

自宅で過ごす時間が増える昨今、住まいの高い断熱性や無垢材などによる癒しなど、住まう上での快適さがより重要になってきていると感じますね。


先日ですが「瀬戸の家」の地鎮祭がありました。

地鎮祭は双方のご家族にご参加いただき、賑やかなものとなりました。雨降りとはなりましたが、「雨降って地固まる」と言われるように建てる前の雨は地盤をより強固なものにしてくれるはずです。

瀬戸の家は都会の喧騒から少し離れた豊かな緑に囲まれた地域に造る平屋の家。「おうちじかん」を大切にされるご家族の為の住まいです。

将来にわたって安心して暮らせる「平屋」のプランに、暮らしを彩る「薪ストーブ」「深い軒を持つテラス」はその下でティータイムを楽しんだり、お庭で採れる作物を洗ったりと様々な用途で大活躍間違いなし! ”家にいること”がきっと素敵な毎日になるはずです。

 

K様、本日は地鎮祭おめでとうございます!

「関市の家」の地鎮祭がありました!

こんにちは!

今年の桜は少し開花が遅れたこともあり、例年なら葉桜となっている入学式の日に満開の姿を見せてくれましたね。大和工務店の前の桜道は小中学校の通学路にもなっているのですが、今年も新一年生たちが鮮やかな桜の中、希望を胸に元気よく駆けていきます。

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そんな暖かな春の陽気の中、先日新しい住まい「N様邸」の地鎮祭がありました。

N様とは土地検討の段階からご相談を頂き、住まいの検討を進めさせていただきました。

土地探しでは幾つかの候補を経て最終的に新しく造成された新興の住宅地に。

最初は分譲地に対して少し後ろ向きなN様でしたが、幹線道路や生活基盤となるお店や学校も近場にあり、なおかつ陽当たりも良好!色々と悩まれた末の決断となりましたが、良い土地に巡り合えたのではないでしょうか。

 

そして住まいの計画はトータルの建築費を鑑みて今回は大和工務店の規格型住宅をベースにプランニングをさせて頂きました。規格型と聞くと画一的なイメージが先行しますが、N様邸は使用する素材やその配置に至る細部にまで、こだわりたい部分にはしっかりこだわったメリハリのある計画となっています。

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そんなこだわりの住まいは暑さの落ち着いた秋ごろに竣工予定・・・

N様、本日はおめでとうございます!

大和工務店の住まいがカタログの表紙に!

こんにちは!

今年のですが先週から咲き始め、だいぶ花が揃ってきました。

今週末にちょうど見ごろを迎えそうですが、天気予報を見ると日曜日の天気が少し気になるところ。お花見をするなら明日がベストになりそうですね。


年度が変わり色々なものが新しくなる時期ですが、先日その中でうれしいものを発見しました。

これは大和工務店がフローリングなどでよくお世話になっている「プレイリーホームズ」さんの新カタログです。

プレイリーさんは一般の方々には少し馴染みのない会社様かもしれませんが、無垢フローリングや木製建具等、木にまつわる商品を扱う大きな商社様。 住まいを建設中の方も既に建てられた方も、その足元のフローリングはプレイリーさんの商品かもしれませんよ。

話は戻りますが、今回のプレイリーさんの新カタログのこの表紙「気持ちよさそうな窓際を歩く女の子」が印象的ですが、なんと弊社で建てて頂いたお施主様の家の写真を使っていただいています!(掲載されるとは聞いていたのですが、実際にどこに使っていただけるのか迄は聞いていませんでした・・・)キャッチコピーの「ハダシで暮らしたくなる。」が本当にピッタリですね。

この表紙以外にも玄関ドアや

屋内建具の写真にも掲載して頂いています。


このカタログはインターネットからも閲覧可能になっています。「こちら」をクリック

住まいを検討中の方で、もし提案されている新建材の床や建具などに迷いを感じていたら、プレイリーさんの商品を取り入れると幸せになれる!・・・かもしれません。

宣伝文句のような書き方になってしまいましたが、いい商品をたくさん取り扱われているのでカタログのページを送るだけでも結構楽しいですよ。

長良杉の板材を求めて・・・

こんにちは!

三月も中旬に入り暖かな日が増えてきました。そしてこの時期になると気になってくるのが杉花粉。自分の症状はそこまでひどくはないのですが、何となく調子が悪いという憂鬱な日が続きそうです・・・。

・ ・ ・

昨日ですがいつもお世話になっている製材所の工場見学に行ってきました。

奥に見えるのが「モルダー加工機」 四角い原木を用途に合わせた様々な形に自動で削る機械です。

お目当ては大和工務店がいつも使っている「長良杉」の板材。

工場内に立ち込める杉のいい香り・・・。週明けにも写真の10倍ほどの杉板が大和工務店の倉庫に搬入されます。

何もしなければ花粉をまき散らす困った?杉の木君も製材してしまえばこんなに美しい素材に早変わり。大和工務店はとにかく無垢の板材を大量に使う為、今後の上棟ラッシュの前にたくさん発注をさせて頂きました。


戦後復興の需要をあてにして大量に植林された杉の木ですが、外材(外国の木)との価格競争に敗れ、適齢期を迎えても伐採されることなく多くは放置されてきました。その為、林業の担い手も少なくなり、山が荒れるという悪循環に陥っています。

しかし、昨今の燃料費の高騰や物価高で国産材と外材の価格差はほとんどなくなっています。

地元の素材は地元で使う「地産地消」が一番良いのは言うまでもありません。しかも近場で採れるのはあの「長良杉」です。

「花粉も木を使わなければなくならない」ということで、今後も無垢の木をいっぱい使った快適な住まいを皆様にご提供していきたいと思っています!